「電気製品ガラクタ市」と称して小型電化製品と電池のリサイクル運動イベントがこの週末土曜日に開催された。
スエーデンのゴミのリサイクルや不用品のリサイクルに対する意識は普段からかなり徹底されている。大抵のショッピングセンター駐車場にはゴミのリサイクルエリアがあり、ここでは新聞、梱包紙(段ボール)、プラスチック素材、ガラス、乾電池、そして不要になった衣類などを集積する複数のコンテナーが設置されている。市民は買い物のついでに捨てていくというわけである。
不用品の売り買いをするネットオークションやネットサイトは数多くあるし、赤十字社など各種非営利団体が運営するリサイクルショップは各地に見られ利用する人も多い。
それでも各家庭で眠っている、寿命の切れた電池や小型電化製品(携帯、懐中電灯、ラジカセ、髭剃り、おもちゃ等々)は平均5キロあると言われている。今回はこの眠っている物の回収を促すイベントである。単に不要なものを持ち寄るというのでは面白くない。人々の関心を促すアイデアとして、中古電化製品の売り買いができるガラクタ市のコーナーや、エレクトリックDJ、ゲーム、電気自動車の展示コーナーなどを設け、回収品を持ってきた人には暖かいスープを提供するサービスまであり、子供からお年寄りまで楽しめるイベントとなった。
結果、入場者は前年度より2,000人増の12,000人、回収品は1,800トン(前年1,500トン)。来年も開催されること間違いなしだ。
(関連サイト http://batteriatervinningen.se)
何気にオシャレな回収口。
真剣なまなざしで見ています。クラッシックな携帯が勢ぞろい。