スタートアップ起業から生まれた画期的な保冷バッグの登場

一般家庭向けの食材宅配サービス業はスウェーデンでは数年前から始まったばかりでこれまではその専門業者のみが市場を独占している状態だったのだが、ここにきて国内大手のスーパーマーケット各社が参入してきた。
店舗で物を売るだけでなく「ネット受注+宅配(または店舗での商品受け取り)」という組み合わせは対象となるワクをドンドン広げている。つまり定期的にデリバリーする食材宅配だけが対象ででなく、スーパーで売っているほとんどの物をオンラインで注文することが可能になってきたのである。店側が提案するメニューをひとまとめにした定型の宅配サービスだけでなく、個人が普段店舗で購入している牛乳やパン、野菜、果物、冷凍食品からシャンプー、ペットフード、乾電池など店で売っている品のほとんどがオンラインで24時間注文できるようになってきた。消費者の注文に従って店側が商品をバッグに詰め自宅へ宅配あるいは店舗受け取りというサービスを提案し始めたのである。ネットショッピング自体はすでに人々の生活に浸透しているので、こんなスタイルの食料品の購入に対して人々はあまり抵抗を感じないし、何よりガソリン代や決まったアイテムの買い物に費やす時間やグズる小さな子供を連れての買い出しの大変さを考慮すると、少しくらい割高になってもこのようなサービスを利用したいという人は多い。

新鮮な食材宅配の需要が伸びる中、まさに時流に乗った商品が最近登場した。iFoodbag (アイフードバッグ)、冷凍食品から冷蔵食品まで24時間その温度をキープすることができる優れものである。その技術に加え、従来のような発砲スチロール製の箱でなく紙袋的なカタチなので運搬や保管の場所が削減でき、繰り返し使用できるというエコロジカルな点も評価されている。
ifoodbag
この iFoodbag は王立工科大出身のエンジニアが発明したプロダクトであり、地球に優しく費用対効果の高い製品を開発するというコンセプトに基づいている。スタートアップ起業として2013年よりビジネスを開始し、すでに国際的な梱包・製紙業界の大手 Mondi 社と提携を結んでいる。
(関連サイト http://www.ifoodbag.com)

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