ヘルパーを要請
それでも体の衰弱は明らかで、会いに行くたびに老いを重ねているのが傍目にもわかるようになった。週に数回はコミューンから派遣されたヘルパーが訪ねてくれるようになった。これはジェイのかかりつけの医師の判断でコミューン(地方自治体)へ要請が出された。そして何か不便があった時のために、腕時計型のアラームも配布された。
ヘルパーに何を頼んでいたかというと、食事の用意である。食事は電子レンジで温めてそのまま食べるように一食ごとに用意されたものと飲み物とデザートである。食事は週のうち何度かはジェイのキッチンで目の前で調理して出してくれることもある。味に関するジェイの評価は「美味しいときもあるし、そうじゃない時もある」そうで、目の前で料理してくれたものはどれも美味しいと言っていた。しかし、ヘルパーさんが昼頃に来なければ(スエーデンの食事は昼食が一日のメインである)食べるという行為を忘れてしまうようで、冷蔵庫の中に何食かパックを開けずそのままになっていることもあった。

