その名もペッピー・パルズ (Peppy Pals) 。ペッピーとは「元気いっぱい」、パルズは「仲間たち」という意味。このゲームソフトは2~8歳の子供向けのもので、ゲームを通して子供達の同情心や親切心、友情を育てることを目的に作られており、音声はバックグラウンドと動物たちの発する声だけで話し言葉もなければ字幕もない。つまり世界中の子供達が体験できるゲームになっている。
このペッピー・パルズ・シリーズは2人の子供を持つ母親、ロージー・リンデルさんが起こしたソフト会社から開発されたものである。彼女自身はコンピュータ業界とは無関係であったが自身の子供のデジタル体験に大きな危惧を抱いていた1人である。
だからだろう、現地のテレビでは「このゲームをベースに思いやりについて子供と話すきっかけが出来た」という親達からの声がレポートされた。
スエーデンでも大きな社会問題となっている子供達のいじめや仲間はずれといった問題に対して「ゲーム」という視点からチャレンジを仕掛けたリンデルさんは女性企業家として高く評価されている。
ソフトについてはアプリのダウンロードのページが詳しいのでこちらをご参考に。
(https://play.google.com/store/apps/details?id=com.eqidz.peppypals&hl=ja#details-reviews)
ペッピーパルズの可愛いキャラ達
昨年は感情をテーマにしたディズニー映画「インサイド・ヘッド」(原題は Inside Out) がリリースされ大きな評価を受けた。
デジタルの世界とは切っても切れない現代、ゲームソフトにしろフィルムに情操教育に気を遣ったメディアが評価され注目されていることは良いことである。
(関連サイト:http://www.peppypals.com)