5週間の夏季休暇=DYI (大工仕事)に励む北欧人

北欧の夏。やたら目につくのは足場を組んで家の修理をしている風景ではなかろうか。
夏場、団地が密集するエリアから少し郊外へ抜け、一軒家やサマーハウスが並ぶエリアに入るとよく目にするのが外壁を塗ったり、屋根を葺きなおしたり、はたまたテラスを新たに作ったりと大工仕事に励む人々である。プロの職人さんでなく、ほとんどがその家のオーナーである場合が多い。工事に必要な材料をDIYショップで吟味し、購入したものを自分の車の後ろに牽引したトレーラーに積んで帰る。テラスの建て方、ドアの取り付け方法、ペンキの塗り替え手順など、必要な情報はインターネットで検索できるし、DIY系のテレビ番組は年中人気を博している。なぜDIYがこうも盛んなのか。理由はいくつかある。人件費の高さ、仕事に適している夏場の職人の不足(季節のよい夏場は仕事の依頼が集中するのと、職人自身も夏休み休暇を取る)、自分の家への愛着(家で過ごす時間が長い)、先に述べたようにテレビなどで大工仕事を趣味的に捉えて紹介されているし、DIYが生活の中で一般化していること(イケア製品など、自分で組み立ててしまうことが普通となっている)、等々。長い夏季休暇が取得できることも大きな理由であろう。週末だけの大工仕事ではなかなか作業がはかどらなかったり、天気に左右されることが多い。その点連続して4週間、5週間も休みがあれば、例えその内2週間旅行へ出たとしてもあと十分時間があるというわけである。
我が家のメンテナンスDIYは男性に限ったことではない。DIYの広告は夫婦で壁塗りをしている写真が載っているし、雑誌に掲載されている「わがDYI」のコーナーでは女性投稿者の記事や写真も多く見かける。
自分の住み家を人任せでなく出来る限り自分達でメンテナンスしていくということはしんどいことではあるが、堅実なスエーデン人の気質を表しているような気さえする。

foto: Team Ippeki

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