年老いた友人ジェイが高齢者施設に入居するまでの経緯(9)

ショートステイへ移る

このミーティングが行われた2日後に、ジェイは自分の住む自治体にある高齢者施設に移された。この高齢者施設は6階建ての建物と3階建ての建物、計5棟から構成されており、全体で137戸の個室がある。ジェイがとりあえず落ち着いた先は、この中のショートステイ用の個室のある棟であった。ショートステイ・サービスハウスとは文字通り、次の行き場が決まるまで短期間滞在をさせてもらえる24時間ケア付きの住まいである。どこの高齢者施設にも大抵、このようなショートステイの棟がある。ジェイが滞在するようになったショートステイエリアは廊下をはさんで個室がトータル20部屋弱、コモンのダイニングキッチン、そして大画面テレビが設置されたリビングルーム。このリビングルームの脇にはスタッフの部屋が2部屋ある。ジェイが移った3日後に訪ねていくと、再び仮住まいだとは言え、ようやく病院住まいから解放されたからか、そして自分の馴染みのある自治体に戻ってこられたからか、安心感に浸っている様子であった。夜間の睡眠はどうか尋ねると、安眠できているとのこと。完全な個室である。ミニ冷蔵庫が備わった簡単なキッチンエリア、シャワー室、クローゼット、デスクが備わっている、ちょっとしたホテルのような感じである。窓からは中庭が見える。

foto: Team Ippeki

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このショートステイには実際にどれだけの期間滞在させてもらえるのか?そして今度はどこに移されるのか?自治体はなるべくこの施設内で移動させようと考えていたようである。そしてジェイ自身もこの施設が気に入っているようであった。交通の便もよく、駅からバス2駅なので、友人も訪ねてきやすい。そして何より、住宅地のちょっと奥まった場所にあるため緑に囲まれている環境である。このショートステイに移ってから約3週間後にミーティングが設定され、自治体の福祉担当者、施設のスタッフ、医者・看護婦、ジェイ本人、そして夫が呼ばれた。夫の話によればこのミーティングは、この施設のどの場所にジェイを収容するかを判断するためのミーティングだったそうである。肉体的に自立が困難な人のためのケアエリアか、または精神的に自立ができない人-認知症障害を抱えている – のためのケアエリアか。専門家からの判断は10日後に聞くことになる。

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