女性ネットワーキング

おもしろい取り組みに参加させてもらった。
題して「ウーマン・ネットワーキング」。女性オンリーの会である。

なぜ女性だけに限定しているかという質問に、主催者(当然女性)いわく、「男性は言わなくても仕事上で上手くネットワーキングができている。だけど女性はどうしても自分のカラに閉じこもりがち、他人とシェアするのが苦手だから。」…本当かな?

真偽のほどは別として、月に2度、会社に出勤する前の1時間30分の早朝ミーティングである。会場にはコーヒーと朝ごはんのサンドイッチを片手にした女性が約50人。参加者の勤務先、業務は全く問わない。

まず15秒の自己紹介。この内容が変わっている。ごちゃごちゃ仕事のことや自分のことは言わず、ファーストネームと現在自分の求めているものを述べるのである。例えば「自分の会社の新商品を試用してくれる人を探している」とか、「こういうスキルを身につけたいのだが、いい学校を紹介して欲しい」とか何でもいい。

この一連の自己紹介が終わったらコミュニケーションタイムとなるわけだが、ここでもし自分が学校を知っていたら教えて欲しいと言っていた人の所に行って教えてあげたり、もし同じようなスキルをもっている知人がいたらその人を紹介してあげたり。つまりは自分の情報を進んで人に与えることにより、自分も必要な情報を別の人からもらうということである。ベースは Give and Take。知人を紹介することにより、ネットワークはさらに広がる。

職場外の人脈作りに一役買うこのやり方は、シンプルでフレンドリーで私は賛成だ。このあと、とある案件でこの仲間にヘルプを求めたところ、「自分は直接役に立てないが心当たりがあるので知人に聞いてみる」という返事を沢山もらった。そのアクションだけでも嬉しい。

もちろん自社の職場でも、それからママ同士の集まりや、同好会などでも即応用できる。短時間で手軽に Give and Take ができ、誰が何を欲しているのかがわかる。時間に追われる我々にぴったりではないか。

日本から参加された女子社員の皆さんは「是非自社で実行してみたい。」とおっしゃっていた。同じ会社でも仕事の内容によっては他部門の社員と一緒に仕事をすることもまれであったりする。このようなネットワークミーティングは縦割りの壁を取っ払うよいチャンスかもしれない。もし共通する問題を抱えていれば、グチるのではなく、ポジティブなディスカッションに持っていくことができるのではないか。後日、彼女たちの日本での実践の様子を聞いてみたい。

foto: Team Ippeki

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プレゼンのコツ、「発声法」のレッスンも。

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